年末になれば思い出す。格闘技と安田と私。
もう今年も1ヶ月と少し。紅白歌合戦の話題もちらほら出てきました。年末が近づいてきた感じがしますね。
年末になると昔はK-1やらプライドやら格闘技番組がテレビを賑わせていました。あのころはテレビもまだまだ元気で面白いコンテンツがありました。
私は年末が近づくと毎年思い出すことがあります。
それは2003年に行われた「猪木ボンバイエ」です。
猪木ボンバイエは猪木軍とK-1軍がスター選手同士を戦わせるというものです。
2001年から始まった「猪木ボンバイエ」はその年早速盛り上がりを見せます。
大トリイベントに安田忠夫 vsジェロム・レ・バンナの対戦でした。
バンナはいわずもがなK-1軍のスター選手であり、本来の対戦相手プロレスラーの藤田和之でした。当時、藤田は日本人で一番強いといわれていましたが、アキレス腱の断裂で出場ができなくなり、その代役として安田が大抜擢されます。
安田は元力士で小結まで昇進しましたが、引退後ギャンブル好きが災いし、数千万以上の借金を背負うことになります。この借金王が愛娘と再会すべく、バンナに挑む!というストーリー仕立てでなんとか大トリ戦をお膳立てしたテレビ局でした。
バンナにぼこぼこにされる安田と日本国民は予想していましたが、大方の予想を裏切りギロチンチョークでバンナにタップをさせて勝利しました。このときの実況は最近バラエティに復帰した古館一郎氏でした。この戦いの中で古館さんは印象的な実況をしています。以下引用です。
番外編として、最後に「INOKI BOMBAIE」のメイン「安田忠夫Vsジェロムレバンナ」から私の好きなフレーズです。
(競馬などのバクチに大金を使い、妻にも逃げられた安田忠夫に対して)「お前はだめな男だ~そんなお前が好きだ~男はみんなだめだ~っ」
「ギロチンチョーク~ ギロチンチョーク~ ギロチンチョー~ク~」(安田忠夫がギロチンチョークで勝利をした瞬間の実況)ヤフー知恵袋より
当時私は中2でしたが、テレビの前でめちゃくちゃ盛り上がりました。勝利した後愛娘を肩車してガッツポーズする姿は非常に感動的です。雰囲気は下記のブログで詳しく書かれています。
逆ひしぎ逆ブログ
大盛り上がりを見せた2001年「猪木ボンバイエ」でしたが、2003年に再び安田が登場します。
詳細は忘れましたが、またギャンブルで借金をした安田が再起をかけて戦うというものでした。相手は一度負けたことのあるレネ・ローゼです。負ければ破産というキャッチフレーズのもと、安田はリング上がりました。
結果は1R52秒ノックアウトというめちゃくちゃかっこ悪い負けでした。
負けた直後、実況の福澤アナウンサーが「安田、自己破産決定ー!」って叫んでいました。
これ毎年思い出すんですよね。なぜ思い出すかってこの福澤アナの実況が死ぬほど笑えたことと、翌年親父が破産したからなんですね。私が破産したわけじゃないけど、安田も私も同じようなもんだなと、神戸の祖父母の家に夜逃げする車中で思っていました。
ちなみにその後の安田ですが、プロレスを続けたりしていましたが、2007年に新日本プロレスを解雇され、それに気落ちしたのか、自宅で練炭自殺を図ったようです。運よく知り合いに発見され、一命を取り留めます。その後、意識が戻った安田は自殺を否定します。その理由はお金が無く、練炭でエア焼肉をしている最中に眠ってしまったとのことでした。(詳細Wikipediaの安田忠夫ページ参照のこと。)
これだけユニークな人もなかなかいないと思います。私もユニークな人生を歩みたいと思っています。安田とは違うユニークさで。
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