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アメトーーク!読書芸人の推薦の本「サラバ」「教団X」を読んだ。

公開日: : 雑談

数年前にアメトーーク!(ーが2本なのがめんどくさい)の読書芸人の回で又吉を筆頭に読書好き芸人が自分の推薦本を紹介していた。
ちょっと気になっていたので、その中から西加奈子著「サラバ」と中村文則著「教団X」を読んだ。

あくまで個人の感想を言うと、サラバは思っていたほど面白くなった。教団xはすごく面白くなかった。
教団xはびっくりするくらい面白くなく、時間を返して欲しい。読書芸人では散々持ち上げられていたから期待し過ぎてしまったかもしれない。

まずどちらにも共通して言えることは長いということである。
長い本というのはそれなりに責任が伴うと考えている。長い分だけ読者を拘束するので、それに伴う読了後の満足感が必要である。その満足感は面白かったや勉強になったなどポジティブになれる要素であればそれでいいと思っている。
しかし、この2つの作品にはそれは無かった。ただ、長く面白くない。ハリーポッターほどの分厚さがあるが、あちらの方が個人的にのめりこめた。(読んだの中学生のころだけど)
以下に簡潔に感想を述べる。(ちょこっとネタバレあり)

サラバ

どうしても大阪のちょこっとひねくれたたもしくはひねくれようとしているおばちゃんの文章にしか思えない。これは主観が入りすぎているかもしれないが、やはりそう思う。京都の陶器市とかで大学生やフリーターの女子がちょっと奇抜な格好で物を売っていたり、うろうろしていたりするが、そういう他人と違う自分を意識しすぎており、それが漏れてしまっているおばちゃんが書いたような感じ。

主人公はエジプトだかイランだかで少年期を過ごし、姉はちょっと頭のおかしいやつ。結果的に姉は仏さんのようになって、主人公に説教する。いろんな宗教の変遷を経て。
上巻下巻とあるが、上巻を面白いというのはどうしても無理がある。小説は多くの人に読まれて何ぼだが、多くの人に理解を得られるものとは思えない。
後半姉の「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけない」というセリフがある。これが作品を通していいたいことのひとつであろう。人それぞれ違う人生でがんばろうと的なことをいいたいのかもしれない。

でもやっぱり大阪のひねくれたおばちゃんが書いている文章なので、構成力も説得力も無い。説得力などを持たすためには取材が大事だと思うけど、取材力も無い。洞察力も無いからはっとさせられない。だから薄っぺらく思えてしまう。
本当の読書芸人ならこれを推さないと思う。出版社だかの圧力が感じられますね。芸人さんお疲れ様です。
この人はどこぞの週刊誌にエッセイ書くくらいがちょうどいいですね。

教団x

私が中学生なら作中にたびたび出てくるエロに興奮して読んでいたと思う。
しかし、30目前にして読む小説にしてはエロも陳腐としかいえないし、キャラクターもしょぼい。あの教祖は本当にしょぼい。読んでいて恥ずかしくなる。
またいろんな文献読んで宗教的なことや科学的なことをいっぱい羅列してくれた作品。
でもそんなの大学生のレポートじゃあるまいし、小説に小難しいことを入れるならストーリーと絡ませて欲しい。
科学的なことなら探偵もの書いている作家の方がよほど詳しいと思う。
もう少しボキャブラリーを豊富にして書いて欲しい。「これ気鋭の11歳が書きましたよ」って作品ならめちゃ納得する。

アマゾンレビューというものがある。どの作品にも肯定的意見と否定的意見がある。
それを読んだ上で面白いものか面白くならないかを判断できる目安もある。
それはレビューを書いている人たちの文章力だ。文章力がある人が書いているレビューは説得力がある。逆に文章力が無い人が書いているレビューは文章の構成が幼稚で抽象的なことしか書いていない傾向にある。つまりしっかり読めていないもしくは作品をいまいち理解できていないと判断できる。
教団xのレビューは否定的意見を書いている人の文章力の方が圧倒的に説得力がある。サラバは肯定的意見の方がちょっと強いかな。

大衆小説にも文学にもなりきれていない両作品であるが、売れるものと良い作品とはまったく別物であると考えさせられた。
またレコード対象じゃないけど、なんとか賞というのも結局商業的イベントであると認識し、文学的要素をもとめすぎない方がいいと思う。

あまり偉そうにものを言いたかないんですが、この2つの作品には時間を取られたという感覚が強かったので書きました。

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