27歳の今、25歳の心の状態を振り返ってみる。
別に今日が誕生日であったわけではありませんが、備忘録として書かせていただきます。
25歳は私が香港から帰ってきて今の会社に転職した時期です。入った当初は会社の居心地も良く始めての仕事ばかりで毎日刺激もあり楽しく過ごしていました。ただ、私は中途採用ということである程度要領を覚えると、自分の考えを上司に伝えるようにしました。もっと、こうしたほうがいいとか、なぜ~なのかなとかです。そのうち私に対して優しい上司の態度はみるみる硬化していきました。仕事ぶりは認めてくれるものの、あきらかに嫌悪感を出すような態度であったと思います。私も上司に対する態度も同じようにどんどん硬化していき、ぎすぎすした関係でした。
その後、しばらくして私のいない飲み会で私の悪口を言っていることがわかりました。私は部下の悪口をこそこそ裏で言う上司が本当にいるんだと驚きとショックが大きかったです。仕事に対しては自信がありましたが、それ以外の人間性などで言われたのでしょう。とにかく私のことが気に入らなかったようです。それからは仕事へのやる気・会社への献身度が失われました。もう、好きにしたらええやんって感じでした。
そして、会社より中国留学を言い渡され、現在に至ります。今もその上司に思わないことが無いわけではありませんが、気持ちはだいぶ変わりました。
25歳の私は徹底的に論破してやろうとか分からせてやろうという気概があったと思います。しかし、今ではそのようなことは思いません。論破しても相手が期限を損なうだけで結果いい方向に物事は行かないものです。これは身をもって思いしりました。
中国では腹の立つこと、気に食わないことが毎日ありました。中国人相手だけでなくそれ以外の外国人との間での習慣の違いなどです。そんなことにいちいち腹を立てていては自分のみを滅ぼす、自分が勝手に死んでいくという考えが芽生えました。怒りは自分を殺すものであると知れたのです。また、今までは他人に「期待」しすぎていたのだとも思います。「もっとこうしてくれるだろう」「もっと俺のことをこう思ってくれるべきだ」など。それは稚拙な考え方です。逆に言うと、あなたのことを考えていますよ、と態度に出してあげれば人は自分にいいように動いてくれます。
そこから自分の心のコントロールをする方法を模索し、帰国した今ではある程度のことでは腹を立てなくなりました。中国では語学だけでなく、心の面でも勉強をさせてもらいました。
呼んだのは小池氏著の「もう怒らない」とD.カーネギーの「人を動かす」です。だいぶ気が楽になりました。おすすめです。
なんか自己啓発記事っぽくなってしまいました。
google広告
関連記事
-
-
仕事中の暇つぶし-デスクワーク編-
仕事中に暇を持て余している人は多いのではないでしょうか。 カッコつけずに振り返ってみて下さい。
-
-
私の中国出張スケジュール
このブログを呼んでくださる極少数の皆さんはご存知と思いますが、私は中国出張に頻繁に行っています。
-
-
海外で働くという希望と現実
最近しみじみ思うんですが、日本で働くって大変じゃないですか? 劣悪な通勤・面倒な人間関係・無駄な残
-
-
2016年中国出張振り返り、2017年中国出張展望
すでに2017年が明けてしまいました。すっかりご無沙汰しています。あけましておめでとうございます。
-
-
仕事中時間をつぶす方法・ウェブサイト
みなさん仕事頑張ってますか? 私は現在仕事中にもかかわらず、サイトを見まくってます。事情があるので
-
-
中国人領導から言われたことから退職したいということまで最近の出来事
最近とある案件で中国人とメールでのやりとりをしていました。 お客さんの要望はメーカーをさっさと連れて
-
-
春節ムードがやってきました
私の会社は中国との取引が90%以上を占めています。その中国が春節(旧正月)ムードになってしまったため
google広告
- PREV
- 溜まった角(毛)の処理方法
- NEXT
- 中国の爆発に想う